TruffleでコントラクトをRopstenテストネットワークにデプロイする
# 目次
Truffleを使ってコントラクトをRopstenテストネットワークに公開する方法を紹介します.
# Truffleの設定
Ropstenテストネットワークに接続したコンソールが必要です.
また設定していない場合は以下を参考に設定して下さい.
また、Ropstenで使える開発用Etherが必要です.
Account1の残高が1ETHよりも少ない場合は以下の記事を参考に入手して下さい.
# コントラクトをRopstenテストネットワークへ公開
TruffleでRopstenへ接続したコンソールを立ち上げます.
../node_modules/.bin/truffle console --network ropsten
以下の記事ですでにローカルネットワークへ展開済みのコントラクトをRopstenにも公開します.
Truffleでコントラクトのコンパイルとローカルへのデプロイ
Ropstenは世界中のイーサリアム開発者が参加しているネットワークです.
全世界に公開されることになります.
くれぐれも個人情報など書かないように気をつけましょう.
↓こんなのはダメです.
function say () pure external returns(string) {
return "シュンです.住んでいるのは東京都港区...。よろしく。";
}
コマンドはローカルの時と全く一緒です.
migrate --reset
世界中のノードで実際にマイニングされます.
そのためローカルでデプロイした時に比べて完了までに時間がかかります.
以下のようなメッセージが表示されたら完了です.
HelloWorld: 0x00212a3c57843cae0b5fe5400b886fb39d2161c8
Saving successful migration to network...
... 0x95d274b2164cd720458a77287fb545239823e4ebf896051a85120375633ddf55
Saving artifacts...
say()
が呼び出せるか確かめましょう.
var hw = HelloWorld.at(HelloWorld.address)
hw.say()
"Hello, world!!"
成功です.
もう世界中の誰もが呼び出せる状態です.
TruffleによるRopstenネットワークへのデプロイ方法の紹介は以上です.